なにわ淀川花火大会

平成淀川花火大会改め なにわ淀川花火大会
http://www.yodohanabi.com/

 去年は見に行けなかったのですが、今年は行きました。午後に梅田界隈に行っていたのですが、まだ花火まではだいぶあるのに、浴衣姿の女性の姿が目立ちました。こういうイベントの時にしか着れない浴衣が着れるというのは<ら抜き表現>、結構うれしいものなのでしょう。
私もこんな時にしか活用できない装備をいっぱい持って、その後MTBで見に行きました。

■装備
Gショック 反転液晶タイプ>
 これは普段は使っていませんが、暗いところでバックライトを点灯したとき、ノーマル液晶タイプよりも時刻が確認しやすいため出番となりました。
この花火大会は19:50開始とされていますが、Gショックのタイムスタンプ機能で記録した時刻は「19:50:39」ほぼ時刻通りの開始でした。
終了も同じくタイムスタンプ機能で記録しておきましたが、「20:40:19」でした。
とりあえず時刻を記録しておく機能として、Gショックのタイムスタンプ機能が非常にすぐれていることが改めてわかりました。

<フラッシュライト>
 自転車用のライトは二つありますが、それとは別に3本のフラッシュライトを持って行きました。
1本は、「ARC−P AAA」。日本では現在入手困難なライトです。単4電池1本のLEDタイプ。非常に小型であるため、キーホルダーに常時つけてあり、日常はこれ1本でほとんど間に合います。真っ暗闇でもこれ1本で十分歩行が可能なので、防災用の常時携行ライトとしては最も理想的なライトでしょう。ただし、今日は他の2本のみを使用したためこれは使いませんでした。
2本目は「MINI MAGLITE AA 1W LED改」。これはテールスイッチ仕様にしてあるので、片手でのON・OFFが非常に容易。現地に到着してからは大変役立ってくれました。本体色はレッドです。護身用として隠匿携行するなら断然ブラックにすべきですが、そうでないならなるべく明るい色のものを選ぶほうがいいです。災害発生時にライト本体がどこかに行った場合、他の明かりが無ければ明るい本体色のほうが発見しやすいからです(経験済み)
3本目は「SURE FIRE U2」。これは明るさを6段階に調整することができます。最もあかるい設定にしておき、鑑賞場所を決めるときに使いました。リチウム電池は高コストなので、あくまで緊急用として持参。

<蚊取りベープ>
 単4電池2本で駆動するタイプ。ただし、使用せず。あくまで念のために持って行っただけです。淀川の河川敷には、蚊はいないのです。

<レザーマンツール>
 ウェーブを持参。あくまでMTB修理用の工具としての持参ですので、ザックの底の方に、レザーケースに収納した状態で入れておきました。ベルトに装着したりしていると、警官に職質をうけた日には銃刀法違反で逮捕されかねません。
このレザーマンは、アンディ・マクナブの小説でも主人公のニックストーンが愛用しています。

<双眼鏡>
 ケンコー 8x25 防水タイプ。低い位置で打ち上げられるちっちゃな花火と、新御堂筋の「新淀川大橋」での路上駐車&歩道座り込み見物人 vs 警官隊&警備員 のバトルを鑑賞。夜にも使用するなら、倍率は6倍からせいぜい8倍くらいのものにしましょう。高倍率では暗すぎてほとんど何も見えません。

<水筒>
 以前はたいてい、米軍の1クオートをザックにほうりこんでいってましたが、今回は先日購入したサーモスの保冷水筒に、氷と電解質ドリンクを入れて持参。やはり冷たいほうがいいです。

■鑑賞場所
 今年は花火が始まる20分ほど前に現地入り。いつもと比べてかなり遅めでした。いつもの場所にMTBに乗ったまま向かったのですが、男女7,8人の歩行者グループがそっちに向かって歩いていきます。よほど淀川の河川敷を知っていないとふつうは行かないはずなのですが、どこかで情報を仕入れたのでしょうか。その秘密の鑑賞場所へ到着したのですが、川の水位がやばそうでした。「これは2年前のように水没やな」と判断し、離脱。その後彼らがどうなったかはわかりません。
 ●参照 http://d.hatena.ne.jp/SASGSG9/20040803
 さて、そうなるとどこで鑑賞するかが大問題となりました。新御堂筋の西側はすでに満杯。その新御堂筋が視界のじゃまになる東側は芝生のところもかなりがらすきなので、JR線のすぐ西の芝生に陣取ることにしました。まずはフラッシュライトで地面の状態をチェック。ザックからビニール袋を出してその上に座ります。
問題は風向きでした。最初の数分は1時方向からの風が吹いていたため、煙が視界に残ってよく見えませんでした。これを避けるには数キロの移動が必要なので、対策がありません。しばらくして風が2時方向へと変化したため、比較的良好な状態で鑑賞できました。しかし、ラストのみだれ打ちの頃にはものと風向きにもどっていたため、最後は積乱雲の中で光っているカミナリみたいな状態で、よく見えませんでした。
 番外編として、ちょうど中盤あたりにさしかかったとき、左目の周辺視野が、地面を動く物体を捉えました。目をこらすとよく見えませんが、花火を見ていると確かに何かがこっちへ向かってゆっくりと動いてきます。距離が2メートルを切ったとき、ライトで照らしたところ、体長110 10cmくらいの「亀」でした。ひっくり返してやろうかと思いましたが、噛みつき亀でもなさそうなので放置しました。

 そんなこんなで、今年の夏も大きなイベントがひとつ終わりました。あっという間に今年の夏も終わってしまいそうです。