auは「おさいふケータイ」ユーザーを切り捨てか

 最近のラインナップを見ると、おさいふ機能を搭載しているのは1機種のみです。ミュージックプレーヤー機能「LISMO」を前面に押し出し、リスのロゴも相まって非常に明確な戦略は結構なのですが、おさいふ機能を常用しているユーザーにとってはほとんど選択肢が無い状態です。
 音楽プレーヤー機能を常用することは、その分バッテリー消費量が増えます。バッテリー切れを回避するためには予備のバッテリーを購入することになるわけで、新規加入や機種変時の客単価を上げることにつながります。
 ナンバーポータビリティを前にして、かなり明確にセグメントを絞り込む戦略だとも言えます。私個人はケータイを音楽プレーヤーとしては使っていません。その理由は、標準的なイヤーレシーバーのコネクタ(ミニプラグ)を直結できないからです。他の機器と併用しない人にとっては、ケータイ用コネクタ形状のイヤーレシーバーを使えば特に不便は感じないでしょうが・・・
 おさいふ機能の切り捨てについては、よく理解できません。社会的なインフラとしての電子マネー普及のため、企業としてもう少し多くの機種に搭載して欲しいです。