いよいよ図書券が廃止に
10月1日より、図書券の発行が停止されます。図書カードに集約されてしまうそうです。
図書カードというのは一見便利なようですが、実際使うとなると使いにくかったりします。500円・1000円のカードは、たいていそれ1枚では足りなくて、複数のカードを出さなければいけません。5千円・1万円などの高額カードでも、残り金額が少なくなってくると同じように複数を店員さんに渡すことになります。しかも、あといくら残額があるのかがわからなかったりします(ユーザーが自分で確認できない)
それに比べて500円の図書券は、現金と同じ感覚で支払いができるので、使うときに抵抗感がありません(基本的にはおつりも現金でもらえます)
金券ショップの相場では、500円カードを除いて、図書カードの方が割引率が小さいです。
たとえば、私がいつも調達している大阪梅田周辺の金券ショップでは、500円の図書券1枚=477円または、478円です。
今日も仕事帰りに調達しておこうと、何軒かのショップを見て回ったのですが、すでに販売が終わっているショップが大半でした。
しかたなく図書カードの値段を見てみると、
500円カード= 477円
1000円カード= 960円
3000円カード=2880円
5000円カード=4800円
10000円カード=9600円
以上のような相場でした。500円カードは一見すると500円図書券と同じ値段です。しかし、仮に本屋で5000円の買い物をこの500円カードで行うと、10枚の図書カードを店員さんに渡すことになります。店員さんはそのカードを1枚1枚端末へ通して行くことになりますが、買う側も売る側も、双方にとって大変な不便が強いられることになりそうです。
しかも、磁気カードの宿命である「磁気飛んでるやん」という事態にも気をつける必要があります。磁気が飛んでいた場合、そのカードは「日本図書普及株式会社 発券課」へ郵送して、交換してもらう必要があります。仮に、500円と1000円の図書カードで発生した場合、その時点で「赤字」になります。
どう考えても図書カードの利便性のほうが低いと結論するしかありません。幸い、手持ちの図書券は今後も使用できるようなので、今のうちに多めに調達しておきたいと思います。
●参照URL
http://www.toshocard.com/
http://www.toshocard.com/read_error.html