ウィルコム解約

 トータルで7年くらいつきあってきたウィルコムを解約しました。
使い始めたころは、音声通話のできる普通の端末をケーブルでパソコンにつないで、主にデータ通信をしていました。
2000年に初代のソニークリエを購入し、標準で付属していた通信モジュールとケーブルでPHSにつなぎ、メールのやりとりやウェブ閲覧をしておりました。


 その後「つなぎ放題」のサービスが登場。自宅ノートPCでの常時接続環境構築のため、CFタイプの端末を別途購入。音声用端末とデータ通信用端末の2回線体制となりました。


 しかしその後、自宅にADSLを導入した頃から、データ通信用のカード型端末は出先でしか使わなくなりました。通勤時間のわずか数分の間に、通信アダプタと合体させたpalm「m505」でメールチェックとニュース閲覧に使う程度となったのです。
 ただし、年に数回は非常に活躍してくれるときがありました。実家に帰省したときです。わずか32kの通信速度でも、メッセンジャーソフトでのチャットが可能であり、「どこでも常時接続環境」のパワーを実感するひとときでした。


 1年以上前に、音声用端末をauに切り替え、先日のFOMA「M1000」導入により、カード型端末の役目もいったん終わらせることにしました。
 ウィルコムは今年中に、非常に小型のカード型モジュールを出すとのことでしたので、それまで契約を「一時停止」にしてもらおうと思ったのですが、「基本使用料の75パーセントを毎月支払う必要があります」とのこと。あまりのことにびっくり仰天し、その場で解約となりました。


 今でも、通話時の音声品質はPHSがもっともいいです。携帯電話しか使ったことが無いひとは、その通話音質の高さに驚くと思います。
これからもしっかりとした戦略を推し進めれば、ウィルコムの未来は明るいと思いますが、ここはいったん身を引いて、第三者の立場で今後のPHSのなりゆきを見ていきたいと思います。