マインドマッピング

■アイデアプロセッサとマインドマッピング
 今日、パソコンにマインドマッピングソフト「マインドマネージャー」をインストールしました。このソフトは通常紙に手書きをするマインドマッピングを、パソコン上で実現するソフトです。
 手書きの場合は記入した項目の位置を変更することが非常に困難ですが、パソコンを使えばその変更は非常に楽になります。文字や文章の修飾も多彩なフォントと色で可能なため、紙に劣らず見た目に非常に分かりやすいものが作成できます。
 最上位版を使えば、マイクロソフトプロジェクトと連携することができます。しかし、試しにプロジェクト2003とエクスポート・インポートのテストをしてみましたが、エクスポートは正常にできてもインポートの際にエラーになってしまいます。これについては少し調べる必要がありそうです。


 何かアイデアを出したり、考えをまとめるような時、八年ぐらい前からインスピレーションというアイデアプロセッサーを使用しています。しかし、マインドマッピングには使いにくいため、以前にもマインドマネージャーを試用したことがありました。その時は結局試用しただけで購入には至りませんでした。なぜならマインドマッピングのコンセプトをよく理解していなかったからです。
 その後トニー・ブザンの書いた「頭がよくなる本」「人生に奇跡を起こすノート術―マインド・マップ放射思考 」の二冊を読んで、そのコンセプトがある程度理解できました。
そのためもう一度マインドマッピングソフト使ってみようと考え、その中でも最も高性能で、かつ使いやすそうなマインドマネージャーを選んだのです。

■実際に使用してみて
 頻繁に使用する操作が、エンターキーやインサートキーなどに割り当てられているため、思考を中断されることなくどんどん入力作業が進められます。
インスピレーションの場合、どんどん項目を追加していけるという点においては同じぐらい手軽なのですが、追加していった項目が見た目にどの階層も同じように見えてしまい、追加項目が多くなると階層ごとの判別がつきにくくなっていきます。階層ごとに表示の大きさを自動で変えることもできるのですが、そうしてしまうと文字自体が読みづらくなり、それを解消するためにシート全体の表示を拡大すると今度は全体像が把握できなくなる、というジレンマに陥ってしまいます。


マインドマネージャーの場合、下の階層の項目は枠で囲むことなく文字が表示されます。そのため、全体像が把握しやすいような大きさで表示しても、下の階層の文字も比較的読みやすい大きさにとどまります。


マインドマネージャー開発元のマインドジェット社のホームページには、これを導入している企業の導入事例が多数あり、その企業で作成したマインドマッピングが例として掲載されています。いずれの例もそのごく一部なのですが、非常に参考になります。
前述のブザンの本には、ボーイング社の例が挙げてあります。その写真を見ると恐ろしく巨大なマッピングが壁に貼られてあります。説明を読むと、航空機製造マニュアルを長さ7m近くのマインドマップに凝縮したとかかれています。これにより、同社の航空技術者はそれまで二年かかっていたマニュアルの内容を二週間で学べるようになったとされています。


試用期間が21日間しかないのですが、その間にこのソフトをフル活用して、どれくらい生産性が上がるか確認していきたいと思います。もし購入するということになれば、値段が4万円近くするため結構な出費になりそうです。


■通信環境マインドマップ
 現在検討中のモバイル通信環境についてマップを作ってみました。

■参考URL
   ●Mindjet
    http://www.mindjet.com/us/
     ※本家
   ●日本システム技術株式会社
    http://www.nsgnet.co.jp/mm/
     ※日本で買うならここ
   ●Think everything by MindMap
    http://nlp.typepad.jp/mindmap/
     ※たいへん参考になるブログです


■参考書籍

頭がよくなる本
トニー ブザン Tony Buzan 佐藤 哲 田中 美樹

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人生に奇跡を起こすノート術―マインド・マップ放射思考
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