水難事故


 夏になると、水の事故で亡くなったり行方不明になった方のニュースが連日のように報道される。子供が溺れたのを助けようとして父親も溺れてしまうなどの悲劇も起きたりする。事故の防止には細心の注意を常にはらう必要があるのだろう。


 水難事故と言えば普通の海水浴以外にスキューバダイビング中に発生するものがある。海水浴をする人と比べて、スキューバダイビングをする人の人数は非常に少ないのであるが、スキューバダビング中に死亡する確率は桁違いに高い。
 私が二十代だったころ、同じ職場にスキューバダイビングのライセンスを持っている人がいた。年齢は私よりずっと上だったが、面白いからやってみたらと何度か勧められた。以前からやってみたいと思っていたので、これはいい機会かと思ってその気になり、まずは関連する本を数冊購入。いわゆるガイド的な入門書ではなく、スキューバダイビングの危険性とその対策に関する本だった(ダイバーズバイブルシリーズ)。それを読み進めていくにつれて「こんなに危険性の高いことだったとは」と、結局スキューバダイビングをやることを諦めたのである。


●参照動画
  Fatal diving accident caught on tape: Yuri Lipski
   https://www.youtube.com/watch?v=cRj0lymMMGs

 ダイビング中の事故として有名な映像。何度見ても震え上がる。どれほど実績と経験があっても、いったん問題が起きるとリカバリできない環境が水中なのである。