「暗殺者の反撃」マーク・グリーニー (著), 伏見威蕃 (訳)
暗殺者の反撃〔上〕 (ハヤカワ文庫 NV) | |
マーク・グリーニー 伏見 威蕃 早川書房 2016-07-22 売り上げランキング : 3786 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
一ヶ月ほど前に日本語訳が出版されていたのを数日前に知り、Kindle版を購入。現在上巻を半分まで読んだところ。
翻訳は伏見威蕃氏であるが、この人の翻訳本が新しく出版されるたびに思うのが、アンディ・マクナブのニックストーンシリーズのことである。このシリーズの日本語訳が最後に出てからすでに9年もたっているため、もはや翻訳が出ることはないであろう。原書を読み進めてはいるが、英語力のなさも手伝って遅々として進まない。
並行して過去の翻訳も読み返している。現在はシリーズ2作目の「クライシス・フォア」を読んでいる段階。この原書が出版されたのは1999年。日本語訳が出版されたのは2001年9月。当時は9.11同時多発テロが発生した時期であり、この本が扱っていた内容がアルカイダのオサマ・ビン・ラディンと深く関わっていたためそれなりに話題になった。アンディ・マクナブは小説のなかに時事ネタや流行している事柄を織り込むことが多いため、今読み返してなるほどと思うこともあったりする。
たとえば1999年に出版されたこの本の中では「ミニマリスト」のことが書いてあった。
家具はひと目見て”宿舎用セット” ーー 外交官に支給される標準的な家具だとわかった。たいへん豪華で値段も高く、洗練されているが、数はすくない ーー 外務連邦省では、ミニマリストと呼んでいるにちがいない。そのほうがいまふうに聞こえるからだ。
「クライシス・フォア」 アンディ・マクナブ
日本では断捨離ブームの頃にミニマリストという言葉も一般化(あくまで一部の人たちにだけ)したと思われるが、海外ではかなり前からこの概念がはやっていたようである。私としてはこれらの概念はばかげているとしか思えないのであるが。。。
■今日の動画
Janis Joplin Jimi Hendrix Summertime
https://www.youtube.com/watch?v=U0gXqbwk5P0