Googleナビの活用


 これまで使用してきた古いカーナビ(GORILLA CN-GP530D)だが、そこそこ役だってくれるもののいくつか問題があった。渋滞情報を取れないことと、自分で自由にルートを設定することに制限があることである。
 渋滞情報については大きな問題ではないのであるが、ルート設定の制限はこれまで悩まされた。カーナビが提示するいくつかのルートとは違う道順を設定したい場合、通過点を5個まで登録することによりある程度理想に近いルートを作ることが可能なのだが、せっかく作ったルートも全部で8個までしか記憶させておくことができない。

 この点が問題だったのだが、もっと多くのルートを登録させたいので別のカーナビを検討してみた。しかし、カーナビメーカーの思想はカーナビが提示したルートにおとなしく従えといったものが主流のようで、そもそも自分で自由に作ったルートを保存する機能がないものも多かったのである。


 そこで代替案としてGoogleナビを再度試すことにした。数年前に一度試したことがあったが渋滞情報を考慮しすぎたルートを案内され、とんでもない裏道をえんえん走らされてひどいめにあったのである。それ以来使うことはなかったのであるが、自分で作成したルートのみを使うことでそのような問題はなくなるだろうと判断。再度試してみることにしたのである。


■手順

1.パソコンでGoogleマップを開き、出発地点と目的地を登録してルートを検索
2.提示されたルートから自分の理想により近いルートを選択
3.青の実線で描かれたルートをドラッグして自分が通りたいルートへ持って行き変更していく(航空写真画像やストリートビューも活用)
4.完成したらEvernoteにURLをクリップ(もしくはスマホから閲覧できるサービスにURLを保存)
5.スマホにて登録したURLをタップしてGoogleマップにて開く
6.ナビ開始ボタンをタップして案内開始


 なおバッテリーの消耗を考えるとシガーソケットやモバイルバッテリから電源をとる必要がある。また、画面が常時表示されるようにアプリを入れて管理するほうがいいであろう。


 上記の手順であれば、理論上無制限に好きなルートを登録することができる。自動車であれば広い道メインで組み立てたり、二輪や徒歩であれば安全重視でゆっくりたどれる道を選ぶなど、同じ目的地であっても交通手段によって自由にルートが作れるのである。


 ただし、カーナビとしての使い勝手は専用機に劣る。複雑な分岐などのルート案内はいまひとつわかりにくいし、音声案内についても「400メートル先右折です」のつぎがいきなり「右折です」だったりする(専用機なら「700メートル先右折です」「300メートル先右折です」「まもなく右折です」「右折です」ときめ細かい案内をする)。

 当面は目的地にあわせて使い分けることになりそうである。


今日の動画
  DC SHOES: KEN BLOCK'S GYMKHANA FIVE: ULTIMATE URBAN PLAYGROUND; SAN FRANCISCO
   https://www.youtube.com/watch?v=LuDN2bCIyus