ドアクローザーの不具合


 今から4年ほど前に屋内のドア3カ所に取り付けたドアクローザーですが、たいへん役に立っております。ときおりトラブルが発生するのですが、その対処方法に気をつけないと泥沼にはまり込むことになります。


■事例1
 まずはしばらく前に発生した「ドアが閉まりきらない」事例から。ドアクローザーがドア本体をゆっくり閉位置まで戻したのち、ラッチ(ドアノブを回すと引っ込む部分)が引っかかってしまり切らなくなりました。最初はドアクローザーがドアを閉めようとする力が弱くなったために発生した現象だと考えたのですが、原因はラッチの動きが渋くなっていたためでした。ラッチ部分をパーツクリーナーで洗浄し、シリコンスプレーを吹き付けることで直ったのです。


■事例2
 次は昨日発生した現象。母親が「台所のドアが開いたままにならへん」と父親に訴え、父親が「開いてるやないか」と言い返しているのを2階で映画(ハンター)を見ながら聞きました。映画が終わってから台所に行き確認するとドアを全開にしても開放状態で固定されずに閉まってしまいます。しかし4回続けてトライすると開放状態が保持されるのを確認。これで前記二人のやりとりの謎が解けました。
 次いでこの現象の対処ですが、下手にいじくり回すよりも取説を読んだ方がいいと判断。しかし該当する現象はトラブルシューティングには出てきません。開閉速度調整ネジをいじったりしても解消しないため基本に戻って各ネジを確認して行くと、アーム部分のボルトがゆるんでいました。小型のモンキーレンチ(バーコ製)で増し締めして復旧したのであります。



 上記二つの事例は、下手をすると深みにはまります。ドアクローザーにあるいくつかの調整機構に問題があるのだと、利用可能性バイアスによって誤判断する可能性があるのです。調整機構をいじる前に、最も単純な部分から確認していくよう気をつけなければなりません。


今日の動画
  Group B Rallying - Tribute
   https://www.youtube.com/watch?gl=JP&feature=related&hl=ja&v=nYhiJeRPgdw