目黒メソッドと目黒巻


 先日自宅の台所に設置した緊急地震速報受信機ですが、あらかじめ通知してくれたとしてもそれに対して迅速な行動を起こせなければ意味がありません。素早く的確な行動をとるためにはあらかじめいろいろな状況を考えておく必要があります。同じ家の中でもどの部屋にいるのか、また同じ部屋でもどの位置にいるのかによって危険度がまるっきり変わりますので、もっとも安全な場所にいかに素早く移動できるかが重要です。


 いろいろな状況を想定するための手法として役立つものに「目黒メソッド」があります。これをやると、一般的な防災論がいかに抽象的で役に立たないかがよくわかります。自分が足を骨折するとか、あるいは身内に重傷を負うものが出るとか、可能な限り最悪の状況を幾通りも考えていく必要があります。以下のリンクにある解説を参照して、簡易的に目黒メソッドを使える「目黒巻」を実際に作ってみることをおすすめします。


●災害イメージトレーニングの重要性
   http://e-public.nttdata.co.jp/f/repo/466_j0704/j0704.aspx


●「災害イマジネーション能力を高める」
   http://www.medsafe.net/contents/special/46meguro.html


●災害状況イメージトレーニングツール 目黒巻
  http://risk-mg.iis.u-tokyo.ac.jp/meguromaki/meguromaki.html



今日の動画
  Goodbye ~ Cannonball Adderley & Bill Evans
   http://www.youtube.com/watch?v=zwLS8hMaaWQ