「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」 増田俊也 著
木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか | |
増田 俊也 新潮社 2011-09-30 売り上げランキング : 277 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
分厚い本ですが、ようやく読み終わりました。
中学生の頃から「空手バカ一代」を読み、その後「男の星座」を愛読していた私にとって、木村政彦のすごさと力道山との八百長試合の顛末などはごく普通の知識としてありました(当然漫画として誇張されている部分もありますが)。
しかし、ある年代以上の人々には「力道山にコテンパンにされた人」としてしか認識されていないですし、柔道をやっている人でさえあまり詳しく知らなかったりするので驚きます。
著者の増田俊也氏は北海道大学で七帝柔道をやっていた元新聞記者ですので綿密な取材がされていますし、文章も読みやすいです。ただし、論理の飛躍している部分がいくつかあるのは残念なところ。
しかしながら、この本によって木村政彦氏を正しく認識・評価してくれる人が一人でも増えることをとてもうれしく思う次第であります。
●木村政彦 wikipedia
http://goo.gl/cz4Ae
牛島師匠の顔が怖すぎます。
●参照動画 Youtube
http://goo.gl/LP42d
■今日の動画
Fall Out Boy - Thnks fr th Mmrs
http://goo.gl/3hHqS