登山をするなら地形図を読めることが絶対条件


 一部の若い女性をも巻き込みながらまだまだ続く登山ブームでありますが、それに伴い遭難事故も多くなっています。去年は年間2085人が遭難し、そのうち317人が死亡・行方不明になっています。上記人数のうち40歳以上はそれぞれ、1602人・284人となっており、依然として中高年の占める割合は大きくなっております。


 先日NHKの朝の番組で夏山登山特集を見たのですが、登山においていかに地図を読むことが大切であるかが伝わらない内容でした。登山道の分岐・川・送電線を目印に判断すればいいというような話をされていたのですが、それらの分かりやすい指標がなかったらお手上げになってしまうでしょう。
等高線から現在地を判断し、その後の進路でどのような地形の変化があるかを予測して、予想通りの地形変化が見られるかを注意深く観察しながら歩く。これを常に行うことが大切です。分岐・川・送電線などは等高線の情報を側面から補助するつもりで利用しないと思い込みによる地形図の誤読につながる可能性があるので注意が必要でしょう。


読図に関する書籍を1冊読んで、まずは低い山でじっくり時間をかけて地形図と実際の地形をくらべながら歩く訓練を何度か行うことが、その後長く山歩きを楽しむためにも必要なことだと思います。


●参照URL   http://d.hatena.ne.jp/SASGSG9/20061018


今日の動画
  ●UFO : Heaven's Gate/The Chase '85  http://www.youtube.com/watch?v=FVJafRD1-LU