電子書籍市場は拡大するも・・・
●PDAbook http://pdabook.jp/pdabook/
情報端末を使って読書をするようになってから、もうじき十年になります。その間に、電子書籍専門のサイトがいくつも立ち上がり、これまでに数十冊をダウンロード購入してきました。当初はとても期待していたわけですが数年前から不穏な動きを感じはじめ、現在ではすっかり幻滅しきって商用サイトについては見放しました。
紙媒体のほうも問題は山積で、良質な書籍ほど発行されにくい状況が続いています。それだからこそ電子書籍に望みをかけていたわけですが、冒頭のリンクにある電子書籍サイトを見てもらうとわかるように「悪貨は良貨を駆逐する」そのままです。おそらくこの傾向はますます進んでいくと思われます。
そんなわけで、電子書籍の有料コンテンツにはもはや望みはありません。まともな本は紙媒体で読むことにします。一方で、電子書籍に関しては著作権の切れたものを中心に読むことにしました。
●青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/
開設当初とくらべると現在は非常にコンテンツが充実してきました。私の好きな夢野久作の作品もほとんど出そろった状態です。
昭和初期までの作家に関しては、もはやお金を出して購入する必要はなくなりました。青空文庫の作品だけでも、主要なものを読破するにはたいへんな時間がかかります。当面は青空文庫の作品を中心に読んでいくつもりです。
■使用する機器
電子書籍の真骨頂は、PDA(死語)や携帯電話などで読むことができることにあります。いっぽう馬鹿でかい電子書籍専用端末を使うことは愚の骨頂であります。
私がメインで使用している機器は、palm OSのTreo680。これにインストールしている「Pook v2」で青空文庫を読んでます。
●Pook http://www.architump.com/japanese/pook/index.htm
外部メモリーにも対応していますので、かなり多くの作品を持ち歩くことができます。
■おすすめ作品「ドグラ・マグラ」
http://www.aozora.gr.jp/cards/000096/card2093.html
ドグラ・マグラを初めて読んだのは高校生のときでした。「これを読むと一度は精神に異常を来す」と言われる奇書です。
人生には限りがありますし、その中で読書に費やせる時間はさらに少ないわけですから、何を読むのかという選択が一番だいじです。さらに青空文庫のラインナップが充実していくことを期待します。
■今日の動画
●Fall out boy Thriller Live MTV Weekend Rock http://www.youtube.com/watch?v=psMBEJ9vXcg