普通自動車免許 卒業検定合格
けっこう運に左右される卒業検定ですが、無事に合格できました。
■小脳の内部モデル
自転車・オートバイ・自動車の運転技術の習得に限らず、日常のパターン化された行動や体の動きというのは「内部モデル」という概念で説明されることが多いです。
今回の免許取得において、内部モデルの概要を知っていたことが、大きな役割をはたしたのではないかと思っています。
たとえば教習所内・路上の検定コースを、自宅の椅子に座った状態で何度もシミュレートしました(空中ハンドル・空中ペダル・空中シフトレバー・空中ウィンカーを操作、ちっちゃい鏡を左右に置いて疑似サイドミラー)
これにより、実技教習では数回しか行えない運転操作を数十回繰り返すことができます。これらの動きはたとえシミュレーションであっても、内部モデルの形成とその習熟に直結します。
教習所では、上記のようなシミュレーションの重要性を一番最初に教えるべきだと思います。
技術の習得や習熟がなかなかうまく進まない生徒さんは、自宅でのシミュレーションをほとんど行っていないのではないでしょうか。
コースを覚えるようなときには、シミュレーションの重要性はさらに高くなります。
右折時の対向車の有無なども織り込んで行うことで、かなりの自信を持って検定にのぞむことができると思います。
「このルートは、頭のなかとじっさいに車を走らせるのと両方で、降車地点まで何十回も通っている。」
アンディ・マクナブ「ファイアウォール」p37
●参照URL
『運動学習にかかわる小脳の働き』 http://www.bekkoame.ne.jp/~domen/cerebellummc.html