引っ越しで消耗

 長年住んでいた大阪から、実家の滋賀県へと引っ越しました。
部屋のスペースにはあまり違いはないのですが、窓の数と押し入れの位置関係から、かなり多くの書籍とビデオを処分。
しかしながら、残った書籍とビデオも相当な量であるため、段ボールの数が50個を優に超えたのであります。


 スチール製の本棚6本も引っ越し荷物として運んでもらったのですが、ちょっとした失敗をしました。
組み立て式であるためバラしたものをガムテープでまとめたのですが、紙製のガムテープを使ってしまったのでテープがきれいに剥がれない結果に。KURE556を使って残留物を除去するのに結構時間がかかってしまいました。
金属などに貼り付ける場合は、布製粘着テープを使うのが正解です(剥がれ跡を考える必要のない段ボールなどは、むしろ紙製テープのほうがいいです)


■装備
 引っ越しには膨大な作業が伴うわけですが、大きく3つのフェーズに分けられます。

  1.連絡
  2.荷造り
  3.荷ほどき


各詳細については引っ越しノウハウのサイトなどを参照いただいたほうがいいですが、ここではそれぞれの作業段階で使用した装備について書きます。

■連絡
まず連絡の段階。引っ越し業者や大家さん、リサイクル業者やガス業者など、引っ越しにはいくつもの連絡が必要になります。そしてそれぞれ連絡を受ける必要も出てきます。
ホームページで申し込みが出来るサービスも増えていますが、それらは最初の申し込み段階のみであり、引っ越しまでには電話によるやり取りも必要になります。

各連絡先と進捗状況を管理するために使ったのが、愛用しているシステムダイアリー(SD手帳)です。
palmでの管理も考えたのですが、万一のデータ消失やバッテリー切れを考えると、もっとも信頼できる紙を使うことが確実であると考えたのでした。

こちらの連絡先を先方に伝えるときは、ケータイの番号にします。一般回線の番号を連絡先にしてしまうと、電話機の荷造りを最後にしないといけなくなるからです。


時間的な作業の流れと、個々の連絡先との進捗状況を別々のリフィルに記入・記録していきます。各タスクの冒頭には「□」(チェックボックス)を書いておき、完了すればチェックマークを入れて日時・担当者名を記録しておきます。


■荷造り
 段ボールと紙製ガムテープは引っ越し業者がサービスしてくれたものを利用。
それ以外には、布製ガムテープ・ビニール紐・黒マジック・赤マジック・チャック付きのビニール保存袋(各サイズセットのもの)を購入しておきます。
チャック付き保存袋は、組み立て式の家具で使われるネジやボルトなどのパーツを入れておき、袋に家具の名前をマジックで記載しておきます。


 組み立て式家具は、今回の引っ越しではスチール製本棚・デスク・サイドデスクの3つのみでした。
あらかじめ組み立て式家具の有無を確認し、必要な工具を用意しておく必要があります。
荷造りのときにはズボンのベルトにポケットナイフ1本とレザーマンウェーブを装着していました。ほとんどの作業はこれだけで問題なかったのですが、本棚の分解ではレザーマンでは力不足でした。ナットのサイズに合ったオープンレンチが必要になったのです。
この段階ではまだ工具箱を梱包していなかったのは幸いでした。


引っ越し業者の用意した段ボールには、代表的な荷物の中身があらかじめ記載されており、内容物を丸で囲めばいいようになっています。通常これらの文字は黒で印刷されていますので、丸で囲むのは赤ペンのほうがいいでしょう。
欄外には自分で分かりやすいように内容物の詳細や注意事項を書いておくと荷ほどきのときに助かると思います(私は引っ越し後2日経っているのに、まだマウスが見つかりません)


■荷ほどき
 この段階でもっとも役立つのが先述のポケットナイフ。ベルトに固定できるようにクリップがついているため、常に定位置に収納できます。
片手でオープン・クローズできるタイプであることも、荷ほどき作業では必須です。

荷ほどきの段階で痛感したのが、荷造りの時にもっと詳しく箱の中身を記録しておくことの必要性でした。
似たもの同士を箱に入れられるならあまり問題ではありませんが、どうしても別グループの箱に入れる必要のあるものが出てきた場合(荷造りの最終段階で発生する)、箱に必ず書いておくべきです。



ようやく書籍とビデオを本棚に収納し終わり、荷ほどきも終わりになりつつあります。しかし依然としてマウスは出てきません・・・