MTBのハンドルグリップ交換

 おそらく10年近く交換をしていなかったため、その一部は熱により溶解しているような状態でした。
 新しいグリップは10年寝かせたものが2セットありましたので、そのうちの1セットを使用。


■交換手順

 この作業は、誤った方法で作業開始してしまうと、とことんハマッてしまう可能性があります。必要な装備をすべて用意した上で、一気に完了するようにしましょう。

なお、私のMTBはトライアル向けですので、エンドバーは装着していません。エンドバーを装着している方はグリップの端を切除する作業が必要になりますが、基本的には以下の方法と同じです。


<必要装備>
  ・新しいハンドルグリップ
  ・カッターナイフ
  ・CRE 5−56(潤滑剤)
  ・パーツクリーナー(揮発性)
  ・ウエス(使い捨ての紙製がおすすめ)


<手順>
1.カッターナイフで古いグリップを切断。「ハ、ハンドルに傷が・・」なんてことは考えないようにしましょう。

2.CRE 5−56を吹きつけ、ハンドルに付着したグリップのカスをウエスで除去。これをしっかりやらないと後で苦労しますので、しっかりきれいに除去して下さい。

3.パーツクリーナーを吹きつけ、残留したCRE 5−56を除去。

4.新しいグリップの内側とハンドルにパーツクリーナーをたっぷり吹き付けて、すぐさまハンドルにねじ込む。ねじれをまっすぐに戻しながらねじ込んで行きます。入りにくくなったら隙間にノズルを差し込んでさらにパーツクリーナーを吹き込んでねじ込みます。

5.ハンドルの端とグリップの端がそろったら。グリップにねじれが無いかを再度確認し、グリップエンドをはめ込んで完了。


 もっともトラブルのが、新しいグリップをねじ込んでいる最中に、途中でグリップがまったく動かなくなってしまうこと。そうならないように、パーツクリーナーは惜しみなく吹き付けて下さい。

 あと、交換をするなら帰宅後をおすすめします。一晩おいておけばグリップ内部のパーツクリーナーも揮発してしまい、翌朝にはグリップはしっかりと固定されているはずです。