palm TX レザーケース

 シグマスタイルに注文していた「palm T5」用のレザーケースが、先日届きました。
PalmOne Tungsten T5  Uクリップモデル 縦型フリップタイプ
  http://xigma.jp/03/tungsten-t/t5/index.html

 T5とTXは、大きさや形状がほぼ同じであるため、TXでもこのケースが使えるわけです。


■商品写真と実物との違い
 現在はほぼ使わなくなった「T3」。これもシグマスタイルの専用レザーケースを使用していました。以下はT5用との比較写真です。


 左が「T5」用、右が「T3」用です。
 見て分かるように、固定金具の位置が違っています。メーカーサイトの商品写真では、T5のケースもT3と同じように、端末の真ん中あたりをホールドするようになっていました。しかし、到着した商品は金具の位置がかなり違っています。
 メーカーのサイトでは、端末をセットした状態で、下から上へとフリップカバーを「上げる」ようになっています。しかし私の場合は端末を上下逆向きにセットし、上から下へと「下ろす」状態にして使用しています。こちらの方が断然使いやすいからです(ヘッドホンジャックの位置を考えると、このセット方向しかないのでは?)
メーカーが考える使い方ですと、固定金具の位置が、端末のボタンにより近い位置になります。よって、ボタン操作をする時に端末が左右に「ぶれる」現象は起きにくくなります。
一方、前記のような理由で設定した金具位置のケースに、上下逆向きに端末をセットした場合、大きな不都合が発生します。端末の固定位置とボタンが大きく離れるため、ボタン操作時に固定箇所に対して大きなトルクがかかってしまい、端末が大きくぶれてしまうのです。
おそらく、メーカーのサイトに掲載されている写真は、まだ試作品の段階、少なくとも「改良前」の段階にある商品だと思います。ユーザーが端末を固定する方向が、ひとつだけであると考えたため、そのセット方向で最も使いやすくなるように「改良」を加えた結果、「逆方向」にセットした場合の使い勝手が低下してしまったのでしょう。
■改良
 快適に利用できるように、簡単かつ効果的なカスタマイズを施しました。
<用意するもの>
  ・すべり止めマット
  ・はさみ
  ・のり
<手順>
 まず「すべり止めマット」ですが、100円ショップなどでも売っている、網目状の薄いもの。素材はポリエステルかなんかだと思います。容易に溶解しないものを選んでください。
これを「固定金具の長さX4重くらいに折りたためる幅」で切り取ります。4重に折り重ねた状態で、固定金具の内側に少量ののりをつけて貼り付けます。
このとき、両方の固定金具に取り付ける必要はありません。スタイラスが装着されていない側、つまり端末の左側に当たる固定金具にだけすべり止めをつけてください。T5やTXは、スタイラスの一部が端末の側面からむき出しの状態であるため、そちらの側にまですべり止めを装着すると、スタイラスが非常に取り出しづらくなるからです。
 さて上記のカスタマイズを行ったあとは、ボタン操作時の「ぶれ」はほとんど無くなります。



 上記のカスタマイズにより、快適に利用できるようになりました。ボタン操作時に端末を落としそうになる不安定さも解消され、標準フリップカバー使用時よりも2,3秒早く操作できる状態に持って行けます。
SDカード収納部も改良されており、カードが落下しづらくなりました(逆に少し取りだしづらいですが・・)
背広の右内ポケットから左手で取り出し、サッとスケジュールや時刻表を確認して、スッとポケットに戻す。このような使い方が多い人には特におすすめしたいと思います。