palm TX いろいろ設定地獄

 昨晩届きました。さっそく注意書き通りに3時間充電。その間に、ウェブを巡回して、最適なセットアップ方法を探しました。元が英語版であるだけに、説明書通りにセットアップしたために、不都合が起きる可能性もありうるので油断はできません。
 一番いいのは、現在使用している「T3」とは違うユーザーIDを割り当て、1台のPCと2台のpalmを同期させる方法です。この方法では、PC側には各palmのデータが別々に保管されることになります。とりあえずこの方法で運用してみて、「TX」メイン使用でも問題がないと判断できてから、「T3」の運用を停止させる方向でいくことに。


 充電が終わって、説明書通りに付属のCD−ROMから最新版のパームデスクトップをインストールします。途中でHotsyncを実行してインストール完了。TXには、ソフトリセットの実行確認画面が表示されていたので、画面の「RESET」ボタンを押しました。画面には「palm」のロゴが表示され、いったん画面が消灯してから「palm powered」のロゴを表示。普通ならそのあとには「日付・時刻」設定画面が表示するはずですが、なぜか再度「palm」のロゴが。そして「palm」-「palm powered」-「palm」・・・・と、エンドレスに繰り返し始めました。「おい、おい・・・」5分ほど待ちましたが、将棋の千日手のごとく、均衡は破れそうにありません。「ハードリセットしかないな・・」と、ハードリセットの方法を説明書の中に探しますが、どこにも載ってません。「ユーザーなめきっとるな」と、今までおなじみの手順(電源ボタン押しながらリセットボタンを突くなど)を何通りかためしますが、何の変化もありません。palmのHPでやっとその手順を発見。「これは言われな、わかれへんわな」と思いつつ、ようやくハードリセットに成功しました。
※電源ボタンを押したまま、リセットスイッチを突く。リセットスイッチは離すが、電源スイッチは押した状態を保持する。グレーのpalm画面が表示したら電源ボタンを離す。選択画面が出るので、上ボタンでハードリセット実行(下ボタンはキャンセル)
 その後、何度かセットアップをやり直しましたが、どうも「T3」と同じ環境をそのまま移しかえようとする方法に問題があるようです。自分でも把握できないくらい多くのソフトをインストールしているため、そのうちのどれかが問題を引き起こしているようでした。
そこで今度は、最低限必要な環境を作ってから、優先順位に従ってソフトをひとつひとつ追加していく方法に切り替えました。
■現在までにインストールしたソフト
1.CJKOS
  英語版パームを日本語化するのに、いくつかのソフトがありますが、私はT3でも使用しているこれを選択。ウェブの閲覧も問題なくいけてます。

2.POBOX
  日本語入力FEP。これもT3で愛用してきたので、迷うことなく入れました。

3.DATEBK5
  予定表書き換えアプリ。これ無しのpalmは考えられません。

4.Agendus
  これも上記と同じく予定表書き換えアプリです。ただし、私の場合は「連絡先」および、「コンタクト履歴」 そして、「予定 <---> TODOの変更」の機能しか使ってません。

5.TrainTime
  時刻表ソフト。古いバージョンは起動時にソフトリセットがかかってしまうので、最新バージョンをDLしてインストールしました。

6.XIINO
  ウェブブラウザ。初代クリエのころから使っているのですが、他にいいものが無いか物色中。


以上、とりあえずはこれだけ。上記以外にも入れたいソフトはたくさんありますが、いずれもPCとのデータ同期に独自のコンジットを使うため、T3との併用段階では実施しづらいところです。


■期待以上の無線LANと、期待はずれのdialer
 無線LAN(Wi−Fi)に関しては、思っていた以上に使いやすいです。自宅のAP(ステルスモード)を設定しておけば、何の手間もなく接続してくれます。M1000と違って画面の大きいので、トイレの中でもストレスなくネットサーフィン(死語)できます。
 それに引き替え、もっとも期待していた「dialer」機能はうまく行きませんでした。Bluetooth経由でM1000から電話をかけたかったのですが、「A1000」用のドライバが入っていないため機能しません。palmのHPにもドライバは公開されておらず、私のスキルではお手上げ状態。
一方、M1000を通じてのISPへのダイアルアップ接続は問題なく成功しました。


■操作性・その他
・フリップカバー
 T3では縦開きだったのが、TXは左側に固定させて右から左へ開くタイプ。m505と同じ仕組みに戻りました。片手での操作は落としやすそうなので気をつけないといけません。現在シグマスタイルに、縦開きのレザーケースを注文しているので、それが届くまでの我慢です。

・ボタン操作
 側面部分に何のボタンも付けなかったのは、大変もったいない気がします。T3には録音機能があったため、左側面に録音ボタンがついてました。私はこのボタンを電源off・onに割り当てていたのですが、使用開始・終了が非常に快適でした。
それに比べるとTXは、上部右端についている電源ボタンが、たいへん操作しづらいです。せめて、あと1.5ミリくらいは上部に出ていないと。
 下部にあるボタン類も、今ひとつな状態。アメリカ人の手で、これらのボタンが操作できるのかと心配になるくらいです。ボタンは指で操作するには違いないのですが、実際には「指の骨」で操作するものなのです。たとえば5wayの「左右」を左手で操作する場合、左ボタン=親指の第一関節部分 右ボタン=親指の指先 という具合に操作することで、指を左右にずらす必要がなくなります。同じ要領で、左側のアプリケーションボタン2つは親指の第一関節部分で、右側2つは親指の指先で操作することになります。
 ハード部分は、よほどマニアックな方でないかぎり、カスタマイズも難しいと思いますので、なんとか慣れるしかなさそうです。


とりあえずはこんなところで。あとはぼちぼちやっていこうと思います。
●参照URL

 http://kb.palm.com/SRVS/CGI-BIN/WEBCGI.EXE?New,Kb=PalmSupportKB,CASE=42094#tx

 http://homepage2.nifty.com/hackerdudesan/dal50/index.html


 http://palmfacts.com/devices/tx/software.php