W-ZERO3

 ようやく出てきたですが、OSがWindows何とかというのが、ちょっと・・・

■PIM
 数年前から、何度かWindowsCE-->pocket系統のPDA購入を検討したことはあるのですが、都度購入先送りにしてきました。
理由としては、PIMソフトの使い勝手に難があったことです。デスクトップ用の「OUTLOOK」をそのままPDA用に移植しただけという感じで、パーム用PIMと比べると明らかに見劣りします。私のPDA用途の70%以上はPIMソフトなので、ここの部分では妥協できません。
標準のPIMは使えないとしても、シェアウェアやフリーウェアで使えるレベルのものがないかどうか確認が必要のようです。


■OFFICEソフト
 次に、「ワード、エクセル」などのOFFICEソフトです。閲覧・編集はできてあたりまえと思ったのですが、「パワーポイント」は編集不可になっているようで、これもNG要素。パームでさえ、パワーポイントファイルの編集・新規作成ができるソフトがあるのに、これはいかにも中途半端ではないかと。つまらないところでコストを削らなくてもいいのでは?

■Bluetooth、ついてない・・・
 なんとももったいないです。BTヘッドセットが手軽に使えません。PCとのデータ同期や、ファイルの送受信も手間になりそうです。米国の端末をそのまま持ってきたような「M1000」と違い、国産品であるために削られたのでしょうけど・・・


■PDA型ケータイでの通話
 これは実際に使わないと不便さがわかりません。スケジュール確認も通話も、1台の端末で同時に処理しようとすると、通話中に画面を見る必要が出てきます。ヘッドセットを使うか、ハンズフリーモードにするか、いずれかなのですが、回りに人がいる状況ではハンズフリーは問題です。ヘッドセットについては、BTならば常時待機状態から、迅速に通話状態に移行できます。一方、W-ZERO3のようにBT機能がついていない端末では、ヘッドセットのケーブルを差しておかねばなりません。これはめんどくさい。めんどくささはそれをやらなくなることにつながります。その結果、通話時は普通の電話スタイルになり、超至近距離で画面を確認しつつ通話も行うという、ちょっと情けない格好になってしまうかもしれません。


■結論
 一通り批判的な見方をしてきましたが、やはり大型液晶は魅力があります。なによりも、音声通話品質の高さが最大のメリットなのですが、悲しいことに会社では圏外なのです。これが改善されない限り、ウィルコムを使うことは無いでしょう。非常に個人的な理由ですが・・・
●参照URL  http://d.hatena.ne.jp/SASGSG9/20050408