逆転戦略

逆転戦略 ウィルコム-「弱み」を「強み」に変える意志の経営
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本日購入しました。立ち読みで済ませようと思っていたのですが、厚さの割にはかなり内容が濃く、買う価値ありと判断しました。


一年ほど前まで、ウィルコム（旧ＤＤＩポケット）を２回線契約していたのですが、そのうち１回線をａｕに切り替えました。理由はＧＰＳを利用した「ｅｚナビウォーク」を使いたいがためでした。はじめのうちは結構利用していたのですが、ここ数ヶ月は知らない土地にあまり行くこともなく、利用頻度が激減していました。
あと、私はあまり携帯を使って通話をすることがありません。もっぱらデータ通信を利用しています。そう考えると、もう１回線ＰＨＳを増やすほうがいいかなと考えるようになりました。
そんな折、この「逆転戦略」を見つけたのです。


カーライルグループによるDDIポケットの買収発表から始まり、携帯電話・ＰＨＳ業界の歴史、携帯ビジネスモデルの説明、そしてＰＨＳ技術と、その技術的優位が今後携帯に対してどのように有利に働いていくのかが、詳しく分析されています。
ただ、それらの分析がかなり偏ったものであるということは否定できません。カーライルグループが買収したのだからという前提をもとに、手に入れた情報をある方向性に従って分析しているという面があるようにも思われます。
昔からのＰＨＳユーザーにとっては手放しで受け入れたいような内容なのですが、おそらく大部分の携帯ユーザーは、この本の内容など興味ないのでしょうね。少なくとも「音声通話定額制」をウィルコムが開始するまでは・・・