第16回平成淀川花火大会

花火の総数20000発。人出が約40万人と言われる、大阪市内で最大規模の花火大会。
ほぼ毎年見に行っています。公共の交通機関を利用するのは帰りに地獄を見るので、いつもMTBで行ってます。
■鑑賞場所
淀川の河川敷は結構広く、下が芝生になっているところは、かなり早い時間から陣取りをされています。ですので初めから考慮に入れず、ごく一部の近所の人たちしか知らないビューポイントへと向かいます。
ここ4年くらいはいつもそこで見ているのですが、川べりぎりぎりであるため、打ち上げ場所までほとんど障害物も無しに見渡せます。難点は、満潮が近づくと川の水位があがってくること。去年も初めに陣取っていたところまで水がきてしまい、2mほど陸地側に移動を余儀なくされました。
今年は満潮の時刻は21時過ぎなのを確認していたので、現地に到着した19:25に、まずは水面の高さをチェックします。いつもより高い気がしますが、終了までもつだろうと楽観的に考え、写真撮影のために三脚とカメラを持ってきているおじさんたちとちょっと話します。
19:50 いよいよ打ち上げ開始。打ち上げと同時に、ずーっと陸地側の堤防のほうから歓声が聞こえてきます。しかし、私が見ている場所では誰一人声を出しません(毎年そうです)
今年は風が背中から吹く状態だったので、煙が全部向こうに流れて最高のコンディションでした。
■またもやサバイバル体験
始まってから30分くらいたつと、川の水位がかなり上がってきました。私の前方で写真を撮っているおじさんが、じりじりと下がってきます。しばらくすると、向こうの方から「ザバッ、ザバッ」と音が聞こえてきました。よく見ると、若い男性が膝まで水につかりながら歩いてきます。まだ水位が低いうちにやってきて、予想外の水位の上昇で逃げ場が無くなったのでしょう。「かわいそうに・・」と他人事を決め込んで、鑑賞を続けます。少し雨がぱらついてきますが、それほどひどくならずに止んでしまいました。
さて、終了予定の20:40まであと10分となりました。そのとき、私の後ろ側で写真を撮影していたおじさんが「私はこれで」と立ち去りました。「もうちょっとで終わりなのに」と思いながら花火を見ていると、うしろのほうで「ザバッ、ザバッ」と音がしてます。「まさか!」と思って見に行くと、来るときにあったはずの小径が見えません。あたり一面が完全に水没してました。
「やばい!」と私も速攻で脱出を試みます。まずMTBのサドルを一番低くし、ライト4つをすべて点灯します。幸い、ホイールの中心より少し下くらいまでの水位しか無かったので、半漕ぎをしながらなんとか脱出しました。水が来ないところまで逃げてから、ラストの「乱れ打ち」まで鑑賞し、帰途につきました。
やっぱり来年はカヌーがいるなあ。