虫歯の治療


 定期的に歯科医院で検査してもらっているためか、極端な歯痛に襲われることはここ20年ばかりはほとんどなかった。2ヶ月前に奥歯の一部が欠けたので治してもらったのだが、その後断続的に軽い痛みが出ることがあった。しかし、治療後の一時的な現象なのかと思って再度診てもらうこと無く様子を見ていた。ところが先週あたりから痛みがひどくなったので今日治療に行ってきたのである。


 私ががん患者であり、抗がん剤の治療中であることを歯科医院側は把握している。そのため治療では十分な配慮をしてもらっているのであるが、今日はちょっと勝手が違った。
 先週に出ていた痛みはすでに無くなっており、痛んでいた歯を叩いても痛みがない状態になっていた。そのため、歯茎の炎症が原因であると担当の女性歯科医は推論したようで、まず歯ブラシを持たされてブラッシングの指導を受けた。どうも磨き方が悪いとのことである。とりあえず今回は様子を見て、ブラッシングは正しく行うようにしなさいといった流れで終わりそうになった。盆休み中に激しく痛み出したらどうなるのかと、絶望的な心境でいたところ、最後の念のため検査中にちょっと様子が変わってきたのである。どうやら、非常に見づらい位置にとても小さな虫歯の部分が見つかった様子。医院長が見てみると、見た目は小さいがけっこう深くまで進行しており、神経に到達するかどうかという位置まで進んでいた。


 前回の治療が2ヶ月前だったのであるが、痛みが出始めたのはその直後だったので、その時点ですでにそれなりに虫歯は進行していたのであろう。先日から続けて高熱が出たのも、虫歯からの感染症を発症していたのかもしれない。今後も定期的な虫歯検査とともに、少しでも痛みがあるようならすぐに治療してもらうようにしなければいけないと痛感したのであった。


今日の動画
  Primitive Technology: Sandals
   https://www.youtube.com/watch?v=i-WYT2UotIc

 最新作がきた。以前から裸足であることを心配していたが、ようやく履き物を作ったようだ。これを見ると、日本の草鞋(わらじ)制作技術がいかに優れているかが分かる。