道路の貸し切りとはなんぞ


●参照URL http://www.bs4.jp/guide/entame/touge/

 自動録画設定している番組にBS日テレの「峠 TOUGE」があります。日本にあるいろんな峠道をピックアップして紹介する5分ほどの番組なのですが、内容としてはトヨタ86のコマーシャルといったところです。ときおり思いついたように見るのですが、3月に録画していた「伊吹山ドライブウェイ」の回を見てびっくりしたのであります。


■史上初の全面貸切

 内容は2013年10月5日(土)に開催された「86S J004 IBUKIYAMA」を紹介したもの。その日は伊吹山ドライブウェイを全面貸切状態にして86がセンターライン無視状態でタイムアタックなどもやっていた模様。サーキットならまだしも、一般道路をこのような貸切状態としていいものなのかとあきれかえってしまいました。しかもタイムアタックまでやらかしているとは。。。鹿でもはね飛ばしたらどうするつもりなのでしょうか。


 このイベントを企画した人やそれを許可した人たちは、他の道路利用者や野生動物たちのことをもっと考えてもらいたいものです。ちなみに私は86に悪感情を持っているわけではありません。イベント開催の場所と時期に問題があると思っているだけです。


■鹿との接触事例
 先月のことですが、鈴鹿山系の峠道を車で走行中に鹿と接触しました。まだ真っ暗な夜道だったのですが、普段から鹿の姿をよく見る場所だったため時速は30キロ程度まで落として走行。左側に突然鹿の姿が見えたため急ブレーキをかけたのですが、鹿は車の左側ボディに「コツン」と接触。鹿はそのまま山の方へと走り去っていきました。ボディを確認したところへこみや傷などは見あたらず。帰宅後に車載映像を再生して確認したところ、まだ体も大きくなりきっていない若い鹿でした。道路の左はしに向こうを向いて直立していたため、鹿がこちらに気づいて動き出すまで私の方はまったく認知できていなかったのです(鹿のおしりと路側帯の白線が同化していた)。こっちが接近してきたのに鹿が気づき、なぜだか道路を横切るようにこちらの進路上に飛び出してきたのでした。
 もし時速40キロ以上で走っていたとしたら鹿にかなりのダメージ、場合によっては死に至らしめていたかもしれません。子鹿でさえガードレールを軽々飛び越えて移動していきますので、いつどこで鹿の飛び出しに遭遇するかわかりません。夜ほどではありませんが明るい日中でも道路で鹿の姿を見かけることもあります。また、猿は夜よりも日中に群れで移動することが多いですので要注意です。
 山は人間だけのものではありません。決められたルールをきちんと守って動物と共存するようにしたいものです。




 接触直前の鹿。


今日の動画
  loudness - Ares Lament
   https://www.youtube.com/watch?v=kERdrxc7Xlc