尼崎連続変死事件と北九州連続監禁殺人事件

　いまだに全貌がわからない尼崎の事件ですが、財産・金目的のために他人を支配下に置いて、不要になれば殺害・遺棄するという点で北九州の事件とよく似ています。
　北九州の事件は、監禁の状況や殺害後の死体処理方法が残虐極まりないものだったためマスメディアがほとんど報道しませんでした。一方で尼崎の事件は今のところ通常通りの報道が行われています。関係する人数では北九州の事件を遙かに上回りますし、今後どれほど恐ろしい事実が明らかにされるか予想もつきません。

　上記いずれの事件にしても「発覚」したからこそ事態が収束したわけですが、似たような状況に置かれている人たちはけっこうたくさんいるのではないかと思います。そのような人たちを救うためにも、一刻も早く事実が明らかにされて欲しいものです。

●参照書籍

消された一家―北九州・連続監禁殺人事件 (新潮文庫)
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