NHKスペシャル 「ヒューマン なぜ人間になれたのか 第1集 旅はアフリカからはじまった」


http://www.nhk.or.jp/special/onair/120122.html


 人間独自の「協力する」能力を切り口にした内容でした。ただ、情報のひとつひとつにいまいち深みがなく中途半端な印象でした。
そう感じた理由のひとつは、たまたま以下の雑誌を読んでいたからであります。


Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 02月号 [雑誌]
Harvard Business Review (ハーバード・ビジネス・レビュー) 2012年 02月号 [雑誌]
ダイヤモンド社 2012-01-10
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 冒頭に掲載されている「利己的でない遺伝子」。わずか16ページの論文ですが、人間の協力についてたいへん示唆に富んだ内容となっています。NHKの番組では人間独自の「協力能力」をあまりにも高く評価しすぎている感があります。雑誌の方ではコヨーテとアナグマが協力してジリスを狩るという話が出てきて、その能力が人間に特有のものではないことが分かります。
この論文を読んでいたことで、番組の内容を鵜呑みにすることなく、いい意味で批判的に鑑賞することができたと思います。



今日の動画
  Breaking Benjamin - The Diary of Jane
   http://www.youtube.com/watch?v=DWaB4PXCwFU