ZIPPOハンディウォーマー



 1週間ほど前に購入。亜熱帯の大阪でも結構冷え込んだ日があったので、かなり活躍してもらいました。

 使い捨てカイロと段違いのあたたかさ、というよりかなり「あつっ!あつっ!あつっ!」と島木譲二状態なのであります。へたをすると低温やけどしまくりの危険があるくらい熱いので、Zippoロゴ入りのペラッペラの収納袋だけではあぶないです(いや、冗談抜きで)

 そこで低温やけど防止対策としては、さらに厚めのカバーをかけるのが有効なのですが、なかなかぴったりするカバーが見つかりませんでした。
あきらめかけたそのとき、またもや冒険野郎マクガイバーのメロディーが頭の中で鳴り始めました。
今あるモノで代用できるものはないかもう一度周りを見渡して足下に目を落とすと、靴下に目がとまりました。
 早速かかとやつま先がそろそろやばそうな、少し厚手の靴下を取り出してハンディウォーマーをいれてみたところ、非常にいい感じです。
靴下はある程度の長さがあるので、カイロの温度や使用環境によって「1重、2重、3重」まで調整が可能。靴下はもともと伸縮性があるので、しっかりホールドしてくれます。

 注意点としては、使用済みで洗濯をしていない靴下を使わないようにしてください。人によっては悲劇的な結末を迎えることになりかねません。


■Zippoのビジネスモデル
 私はたばこを吸わないのですが、登山やキャンプでは必ずZippoのライターを持って行きます。気圧や気温などの影響も受けず、燃料のオイルさえ切れなければ確実に点火してくれるからです。しかし、あくまで非常事態用として持参するので、使わずに帰ってくることのほうが多いわけです。


 たばこを吸う人でZippoを愛用している人も、消費するオイルの量はそれほど大量ではないでしょう。
コレクター向けのZippo本体を集めている人を除くと、Zippoをいくつも持っている人はそう多くないと思います。


Zippoのビジネスモデルは、安全カミソリメーカーと同じではないかと考えられます。つまり、初期の本体販売によって利益を上げるのではなく、その後の消耗品(替え刃またはオイル)によって収益を上げていく手法(インストールベース・ビジネスモデル)

Zippoにおいては、先進国での喫煙率の低下と100円ライターの台頭を考えると、喫煙者をターゲットとしたこれまでのセグメンテーションでは先がありません。
そのためオイルをもっと消費してもらう媒体として、カイロに目をつけたのでしょう。


しかし、日本ではハクキンカイロがとっくの昔にこれと同じことをやっていたわけで、ハクキンカイロの場合は電池で触媒反応を起こさせるモデルがあったりします。
ただし、ハクキンカイロの場合はベンジンのにおいがどうしても発生してしまうようで、においに気を遣う人はZippoのほうが無難かと思います。