梅雨明け前の緊急入院

 いつもの定期診察と思って病院に行ったところ、緊急輸血となり、そのまま2カ月弱の入院となった。
 兆候はあった。通常なら60程度の心拍数が90を超える状態が何日も続き、ほんの少し体を動かすだけで息切れするようになったのである。
 病院の血液検査で異常な貧血状態と分かり、そのまま輸血となった。点滴スタンドで輸血しながら病院内を歩いてあちこち移動しているのは、我ながら心配になった。

 1リットルほど輸血した時点で、ようやく体も普通の状態に戻った。その後胃カメラを入れて確認したところ、食道に何本もの静脈瘤ができていたのである。静脈瘤の一部が破れるか破裂するかして出血し、極度の貧血となっていたらしい。幸運にも出血のしかたがゆっくりであったため大事に至らなかったが、短時間に大量の出血をしていたら、いきなり吐血して死んでいてもおかしくなかったのである。


 急な入院となったため、持っていたのは通常の外出用装備のみであった。兄の協力もあり、数日かけて長期入院に必要なものを入手していった。
 病院の売店で入手可能なものは現地調達したが、調達不可能なものは自宅から持ってきてもらう必要がある。今後も起こりうる今回のような事態に備え、退院後は「入院装備専用バックパック」を準備した。これに入院生活で必要になる装備をすべて入れておく。また、スマホKindleBluetoothインナーイヤーヘッドホン・ポケットwifiは常時携行する。人生、一寸先は闇である。

 

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段ボールで作ったスマホスタンド

 折り畳み式のBTキーボードはアマゾンに注文し、病室で受け取った(受取は病院の担当窓口、そこから先は郵便と同じ扱いで病院スタッフが病室まで配達)。

 スマホスタンドはアマゾンの段ボール箱を使って工作した(角度調整可能)。これ以外にも、病院の売店に売っていた折り紙(プリキュアアンパンマンのどっちにするか悩んだが、その横にプレーンな折り紙があるのを見つけて我に返った)を使って、小銭入れや小物ケースを作った。

 

今日の動画

 MacGyver repairing a Spark plug

    https://www.youtube.com/watch?v=PqXkjYcHmY0